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2005/11/12

電子ニッポンの過去は

always 「ALWAYS三丁目の夕日」を見てきた。西岸良平の漫画でリアルタイムに読んでいたのが30年前、その時でも既に昭和30年代はノスタルジーの世界だった。懐古、夕日、家族。クレしんの「オトナ帝国」を思い出した。いや、正確にはしんちゃん映画を見たときに既に、漫画「三丁目の夕日」をオーバーラップさせていた。

鈴木オートの一家も、淳之助も、アクマ先生も、妙に若い茶川さんも、なぜか女性の六ちゃんもいる。比較的原作に忠実なストーリー展開は、当時二十歳前後の僕でも心にジーンときていたのだから、あの時代を知らない世代にも、きっと受け入れられる映画であろう。

でも、やはり圧巻はあの時代の映像である。ストーリーそっちのけで、スクリーンに映る背景や小道具類に目を奪われた。一平たちよりは若干年下だが、それほどは違わない。まさにあの世界に僕はいた。僕の家も自営業で、六ちゃんのような住み込みのお姉さんもお兄さんもいた。そう、僕は一平と良く似ていた。

従業員の娯楽室にはテレビも有った。氷の冷蔵庫も有った。氷屋のリアカーについて回って、切り出した跡の氷の削り片を口に含んだりもしていた。冷房など無い時代だから、電気冷蔵庫が来れば当然頭を突っ込んでみた。駄菓子屋のスカくじ、木製のごみ箱、列車の中の路線地図、・・・・アー懐かしいものばかりであった。

そして、あの夕日。大人になってリゾートから見た夕日とまったく違うものだ。暮らしのなかで見上げる夕焼け。赤く染まる街とそこに住む人々。今ほど交通も通信も便利でなく、行動範囲も狭かっただろうが、身近な幸せがきっとそこには有った。僕も確実に思い出した。まだ屋根が低かったわが町の夕日を。

電化三種の神器、電波塔東京タワー、電子ニッポンはあの時から歩み始めた。どんどん便利になっていくなかで、ひとの心は変わってしまったのだろうか?いや、この映画がヒットするということは、それほどでもないのかもしれない。

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コメント

TBありがとうございました。
こちらからもTBさせていただきました。
本当に良い映画でしたね。
この時代を知るものにとっては、たまらなく懐かしい情景です。
映画館で隣に座っていた若い女性も涙涙でした。
若い世代にも、何だか懐かしさを感じさせるのかもしれませんね。
また、見に行こうと思っています。

投稿: にゃにゃこ | 2005/11/14 14:56

TBありがとうございました♪
私のほうからもTBさせていただきますね(^.^)

そうですよね
この映画がヒットするということは
物はなくても心豊かだった時代のように
バブル後に失ってしまった大切なもの
そんなものを皆さん求めているんですねぇ

私自身もこの作品に出会えて
人の温かみに触れ
素直にいい涙を流すことができたことを嬉しく思います

投稿: | 2005/11/14 20:04

こころと申します(゜゜)(。 。 )ペコッ
すみません
上のコメントに名前を入れるのをわすれました
失礼しました

投稿: こころ | 2005/11/14 20:07

sale@mp3.com

投稿: Eagles | 2007/09/21 13:50

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